英語版Ubuntuを日本語パッケージを使わずに日本語対応

2020/07/11

linux

t f B! P L
Ununtu 日本語版を使っていて煩わしいのが「ダウンロード」や「ピクチャー」などの日本語フォルダー名だ。 フォルダ名の英語化だけなら $ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update などで簡単に行えるが、フォルダー名以外にも「変な日本語」が随所で使われており、何を言いたいのかがわからずイライラすることが多い。また、文字列が日本語に変換されることによりレイアウトがズレてボタンが押せなくなるようなことも時々発生する。 私の場合アプリの英語メニューなどは苦にならないので、英語版Ubuntuをベースに最低限の日本語入出力機能を追加しただけの簡易日本語化を行ない、使い勝手がどうなのか確かめてみた。

STEP-1: 英語版 Ubuntu のインストール

言語: 英語
キーボード: (日本語配列KBの場合)Generic 105 > 日本 > Default
Time Zone: Tokyo

STEP-2: 日本語FONTの追加

$ sudo apt install fonts-takao

STEP-3: en_JP.UTF-8 の新設

・印刷用紙は "letter" サイズではなく "A4" を使いたい。
・日付は "July 11" ではなく "7/11" にしたい。
これらを実現するために新しいロケール en_JP.UTF-8 を作る。
$ sudo cp /usr/share/i18n/locales/ja_JP /usr/share/i18n/locales/en_JP
$ sudo vi /usr/share/i18n/locales/en_JP
   :
   yyyy年mm月nn日 を yyyy/mm/dd に変更 ('/' は '//' にする必要あり)
   月曜日,火曜日,... を (Mon),(Tue),... に変更
   :
$ sudo echo "en_JP.UTF-8 UTF-8" >> /etc/locale.gen
$ sudo locale-gen
つづいて
Settings > Region & Language > Formats > Japan(English)
Log out > Log In

STEP-4: IBus-Mozc のインストール

$ sudo apt install ibus-mozc mozc-utils-gui

動作確認

タスクバーの日時やNautilusでの日本語フォルダ/日本語ファイルの表示状態、端末の挙動を確認する 
$ date
$ date "+%Ex"
$ mkdir 日本語フォルダ1
$ ll
$ nautilus &
使い勝手は、Gooooood!!! --

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