ホームディレクトリ を Plasma と Cinnamon で共用してみた

2020/06/28

cinnamon distro linux mint

t f B! P L


Linux Mint 20 がリリースされたので、私が普段使っている LAVIE に Cinnamon版 をインストールしてみた。 ホームディレクトリは KLUE 4.0 KDE にてパーティションとして作成したもので、そこを Cinnamon と共用してみた。 どちらも Ubuntu 20.04 ベースの OS なので動きそうだが、、、

インストール 〜 設定

  1. /dev/sda12 に入っていた ZORIN を削除し、そこに Mint のルート '/' を割り当て、KLUE 4.0 KDE が使っていた /homeパーティション(/dev/sda13)を初期化せずにホーム '/home' に割り当ててインストールした。 
  2. 再起動
  3. 先ずは gufw を起動し、ファイヤーウォールを有効化
  4. 何はなくとも Google-Chrome をインスト
  5. タスクバーを上端側に移動し、「ワークスペーススイッチャー」を追加
  6. 端末アプリ Tilix をインスト。 Tilixの設定は KLUE4 にて設定済みなので、インスト後は調整済みの Tilix が起動できた!
  7. VLC、vim、ranger など普段使っているアプリをインスト

動作確認

bash(.bachrc)、vim(.vimrc)、ranger、tilix、vlc などは設定ファイルの共用ができたため、アプリのインスト後に細かな調整をすることなく KLUE と同じ使い勝手になったのは良かった!
Google-Chrome では、OSの切り替えごとに Google アカウントのログインが必要になり、煩わしい。 ログインしてしまえば、KLUE と同じように使えるのだが、今一である。

問題点

どちらも同じ Ubuntu 20.04 ベースなので共用可能かもと思ったが、、、細かいところで問題が発生した。

(1) 'fc-cache -fv' 実行時に、"invalid cache file" というエラーが発生した。KLUE4で作成されたフォントキャッシュ ~/.cache/fontconfig が Mint とは完全な互換性がないようだ。
ただ、もう一度 fc-cache -fv コマンドを実行したところ、エラーなしとなったので、実用上は問題ないのかも。
システムフォントの数なども両DISTROでことなることが原因か?Mint <----> KLUE を切り替えて使うたびに fc-cache -fv が必要になるのか?
# /homeパーティションの共用は無理ではないが、使い勝手が悪い、かもしれない

(2) WINEアプリの .desktop アイコンがKLUEからMint に引き継がれ、デスクトップとメニュー内に「MT5」や「@icon変換」のアイコンが表示された。
ただ、同アイコンをクリックしてもWINEアプリが起動しない。
端末から「wine ????.exe」を実行すれば起動する。
KLUE と Mint の違いは、KLUEが最初からWINE5.0とQ4WINEが入っていたのにくらべ、MintではWINEが入っていないので WineHQ から最新のStable版をインストしたことだ。
# もう少し調査が必要!

(3) Google-chrome のキャッシュが、二つのOS間で共用できなかった。 切り替えのたびに Googleアカウントが「一時停止中」になり、改めてログインし直す必要あり! また、InfoSeekのページなど、ログイン情報が持ち越されず、OS切り替えのたびにログインし直すことになる。

結論

OSやDEとしては共用可能だが、アプリ同士での共用ができないものがあるため、
ホームディレクトリの共用には注意が必要!

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